母国語による世界各国の平和の祈り (World Peace Prayer by native speakers)
今年は24カ国の方々が参加されました。順にオランダ、オーストラリア、フランス、ブラジル、スペイン、ドイツ、日本、アメリカ、シリア、ミャンマー、イギリス、タイ、レバノン、エジプト、モロッコ、パレスチナ、ヨルダン、アルジェリア、イタリア、デンマーク、ニュージーランド、アンドラ、インド、そしてモンゴルでした。
インドの平和活動家で、the International Association for Religious Freedom (IARF)のメンバーであるトーマス・マシュー(Thomas Mathew)さんがスペシャルゲストとして参加してくださいました。マシューさんは「WPPCに参加してとても嬉しく思っている。真の平和が世界に広がることを願っている。」と語られ、インドの公用語の1つでお祈りしてくださいました。
この男性はセルビア系アメリカ人の方です。セルビアとアメリカ、日本の平和をお祈りしてくださいました。
この男性は、日系アメリカ人のレイ・マツミヤ(Ray Matsumiya)さんで、スペシャルゲストとして参加していただきました。 マツミヤさんはオレアンダー・イニシアティブ(Oleander Initiative)というグループの設立者ですが、オレアンダーとはキョウチクトのことです。キョウチクトウは、被爆後、広島で最初に咲いた花で、広島の復興を象徴し、広島市の市花にもなっています。 マツミヤさん現在、中東諸国の先生たちを広島・長崎に招き、広島・長崎の体験を自分の国に持ち帰って平和教育に活かしてもらうUniversity of the Middle East Project(中東大学プロジェクト・UME)という活動をなさっています。 72年前、呉出身のマツミヤさんのお祖父様は、原爆投下直後、消防団員として広島市に入り、原爆症になり、その後、視力を失いましたが、広島で見たことを決して忘れませんでした。広島で起こったことを世界で二度と起こらないように、というのが彼の願いでした。 ノー・モア・ヒロシマが彼の教訓の一つ。もう一つの教訓は広島の復興。そしてもう一つの教訓、それは彼がアメリカに来て、アメリカをうらまない、ゆるす、ということでした。アメリカの過ちを二度と繰り返さないようにしよう、という祖父の願いを胸に、マツミヤさんは活動しています。 UMEの一行は一週間広島にいて、佐々木禎子さんの原爆の子の像や原爆ドームを見ました。広島で見て学んだことを世界各国、中東に持ち帰り、活かしていきたい、とのことでした。 なお、オレアンダー・イニシアティブのことがNHKワールドで放送されました。こちらで視聴できます。