2015年 回天記念館 拝観記

2015年8月7日(金)、山口県周南市の大津島にある回天記念館を拝観して参りました。

  • 昨年、今年と、仕事の出張で徳山港近くの化学プラントに何回か来ていた関係で、回天記念館の存在を知りました。
  • 回天とは、人間魚雷に付けられた名前です。太平洋戦争時、戦局が悪化する中、「天を回らし戦局を逆転させる」という構想で開発され命名された特攻兵器です。祖国日本を救うために、若き兵士達が志願して魚雷に乗り、自らの命を投げうって敵艦に体当たりしたのであります。大津島で回天を操縦するための厳しい訓練を受け、パラオ、硫黄島、サイパン、沖縄、マリアナ、西太平洋等の方面に出撃したのでありました。知覧の神風特攻隊ほどには知られておりませんが、彼らは17歳から28歳までの平均年齢21.1歳の若き青年達でした。
  • 私は回天の戦没者108名の遺影一人一人に祈りを捧げ、今ある平和は彼らの尊い犠牲のお陰であることに深く深く感謝し、二度と戦争は起こすまい、彼らの犠牲を無駄にはしまい、世界平和を実現すると、彼らに誓いました。
  • 下記の各写真に対する当方のコメントは、時間のある時に追記する予定です。
    下記の写真のコメントを追記しました(2015-09-13)。写真をクリックすると写真の下部に3つのボタンが表示されます。このボタンの内、一番右側の「i」のボタンを押すと、写真の右上にコメントが表示されます。
  • 回転記念館内での写真撮影は、細部ではなく全体を映すことを条件に許可を頂きました。
    よって展示パネルや遺書や手紙等の文字は読めるほどに拡大撮影しておりませんので、詳細をお知りになりたい方は是非現地に足を運び下さり、拝観されることをお勧め致します。
  • (後記)9月12日(土)午前11時30分~午前11時54分に、NHKで、目撃!日本列島「届かなかった声~新資料が語る“海の特攻”の真実~」が放映されました。何となくテレビのチャンネルをひねったところ、タイミングよく始まったばかりで見ることが出来ました。まさしく天が導いて下さったのだと思います。この番組を見て衝撃だったのは、「回天」だけでなく、「伏龍(ふくりゅう)」というもう一つの特攻兵器があったことです。しかも知られざる重大な欠陥を隠し通して、50名近くの若者たちが訓練中に事故で命を落とし、今まで明るみに出ていなかったという事実です。彼らの無念の死に心からのお祈りを捧げます。


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