五井平和財団理事長メッセージ

 この度、第九回広島WPPC開催、誠におめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。

 毎年恒例となったピース・セレモニーに多くの方々が集い、世界平和を祈っていただけるのは素晴らしいことです。これは、永年に亘るボランティアの皆様方の地道で熱心なご尽力のたまものと、深く深く感謝申し上げます。また、本日ご参集いただきました皆様方に厚く御礼申し上げます。

 私たち財団も設立三年目となりました。昨年九月三十日、財団法人五井平和財団は日本武道館において、文部省、外務省、ユネスコ本部および国連大学の後援をいただき、高円宮同妃両殿下をはじめ、代理を含め八十七ヶ国の駐日大使、各界のリーダー等総数一万人を超える人々が結集した「平和の文化」創造のための2000年祭を開催いたしました。これは、今までの平和運動の総集編ともいえるものであり、本年度から始まった千年紀に向け人々の平和意識を高める一大イベントとなりました。

 また、新たに「生命憲章」を基軸とした働きを本格的にスタートさせることになりました。来る十月二十一日には東京国際フォーラムにおいて五井平和賞の授賞式及び「生命憲章」をテーマとしたシンポジウムの開催を予定しております。
このように、国家、人種、宗教、政治などすべての違いを超えた普遍的な平和運動同意を日本から発信し続けてまいりたいと考えております。

 本日、北ドイツの町キールのヒロシマ公園でも同じようにピースセレモニーが開催されますが、私どもも全世界一国一国の幸せを願い、皆様と共に平和のエネルギーを発信致します。どうぞ、よろしくお願い致します。

 世界人類が平和でありますように
 二〇〇一年八月六日

財団法人 五井平和財団
理事長  西園寺 裕夫

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