イタリアWPPC グローバル・リンク報告(田中園子様)

8月6日、広島WPPCとリンクして、San Ginesio(サン・ジネーシオ)というイタリアの町でピースポールを建立し、フラッグセレモニーを催しました。

サン・ジネーシオは、イタリア中部地方、マルケ州マチェラータ県にあります。

この平和イベントのきっかけは、このサン・ジネーシオに「ワビサビ(侘び寂び)文化協会」という、日本文化センターが出来たことです。日本の精神文化を深く愛し尊敬するイタリア人のカップルであるRicky SwaczyさんとSerenella Giorgettiさんが、6年かけて自分たちの手で日本の家、茶室、日本庭園を造り上げました。

去年10月にセンターのオープニングをお手伝いし、去年の暮れには折り紙教室を開いたところ、イタリア国営のTV局が来て取材し、報道されました。

そして、今年、サン・ジネーシオ市と侘び寂び文化協会と共に、広島市とリンクしてPEACE DAYを計画しました。市長のMario Scagnetti(マーリオ・スカニェッティ)さんの御協力も得て、秋葉・広島市長のメッセージも頂くことができました。

私たちのピースフェスティバルは、午後3時半から、「平和の鶴の折り紙教室」で始まり、町のたくさんの人達が参加して鶴の折り方を学びました。そして、オープニング式では、若者と子供たちがこの日までに何日もかけて作った2500個の折り鶴が、市長さんに贈呈されました。折り鶴はその後、広島に送られました。

サン・マリーノ共和国の日本大使もお出でになり、市長さんや他の来賓の方々と一緒に二回、公式のレセプションがありました。私もWPPSイタリア代表として挨拶をさせていただき、歓迎を受けました。

夜7時半ころ、大工さんが作ってくれた美しいピースポールを建立し、若者たちの太鼓が町を活気づけました。夕食後、広島の話や佐々木貞子さんの平和の千羽鶴に関する私のスピーチのあと、夜の11時から町の中心広場の舞台でフラッグセレモニーが始まりました。子供たちが平和の大使として、見事に舞台を歩き、各国の国旗を掲揚し、他のみんなとピタッと息を合わせて整列し、素晴らしいセレモニーになりました。純粋な子供たちの真剣な顔、感動で輝いた顔を見ると、私の心も未来への希望と喜びとに満たされ、美しく調和した新しい世界が訪れる、という確信が強まりました。

なお、こちらで、当日の写真を見ることができます。

世界人類が平和でありますように
Che la Pace Regni sulla Terra

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